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2021年5月29日土曜日

「いちまいばなし」 10周年!



2021年5月29日で、
即興物語作りパフォーマンス
「いちまいばなし」は、
10周年を迎えました!!


2011年秋 浅草「ササクサス」にて 初期はピンクがイメージカラー



「いちまいばなし」とは、一枚の紙に絵を描き足しながら、
その場の全員で即興の物語をつくる活動です。
詳しくはこちらの記事→「いちまいばなし」とは?



2011年。
今までの生活が一変してしまう現実を知ったことや、
形のない表現に足を踏み入れ始めたことから、
「その場にいる人たちと、何も無いところから始まる表現をやってみたい。」
というような気持ちでこの活動が始まりました。


このブログにも、発表の都度たくさん記事や文章を上げていますが、
ここでざっくり10年の歩みを振り返ってみましょう。
*最後に大事なお知らせがあります。


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第一話は、
震災のすぐ後の5月に岩手県大船渡で開催された、
「やっぺし祭り」で作った「サメつり」というおはなし。

祭りにには他の出し物もいろいろと用意していたのですが、
前夜に「こんなことやったら面白いのでは?」と思い立ちやってみた、
人に続きを聞きながら描き上げる「即興紙芝居」が
「いちまいばなし」の原型になりました。


大船渡なので、船から始まったお話。
第一話の解説


探したら、第一話を作った直後の映像が残っていました。
これは物語を作ったあとのおさらいの場面かな?




解説にもありますが、いきあたりばったりの試みが、
「サメのおにぎり」という妙な手応えを得て、
一つの表現としての可能性を帯びはじめました。

その後この試みは「いちまいばなし」と名前を変えて、
色んな場所で続いていきます。



2012年には、神奈川県横浜市
「黄金町バザール」にてスタジオを開き、100話目のお話ができました。




物語を作る方法も、このスタジオの期間でかなり固まって来ました。
「お話をより面白くする3つのルール」ができたのもこのあたり。
なぜ3つのルールが有るのか?の記事↓
「MちゃんとRちゃんの沈黙」



かみしばいアニメを作ったり




ラジオ風解説をやってみたり




一日をかけて大きな紙に一つの話を作ったりもしました。






ネットにアーカイブを作ってみたり
(2014年頃までのお話は以下のリンクから)




12年からは、
毎年GWに代々木公園で行われるこちらのイベントに出るのも恒例となりました。




グッズも色々作りましたね。
両面で読み物になっている「いちまいえほん」

お話が読める「いちまいばなし全集」(初版)




ポストカード https://www.yusatoweb.com/illustraiton





莇平の収穫祭で、日比野さんに絵を描いてもらいながらという、
珍しい回もありました。



その時のお話こちら。
(この絵は日比野さんではないですが)






2013年は、いろんな現場を探していた年ですね。
ライブハウスや、モノマネバーとか、
お笑い芸人たちと混じって投げ銭ライブとか、
オーディションもいろいろ受けていた時期でした。

温泉ランドでお笑いライブ
コラ画像みたい・・




川俣正 東京インプログレス「クロージングイベント」豊洲の川辺で。

その時できたお話。


音楽家の柴崎あゆみさんに
お話を歌にしてもらって、ライブしたりしました。




カウンセラーの学校で公演したりというのも、新鮮な経験でした。
「カウンセリングといちまいばなし」




2014年立川市では、作った話を身体表現で表す
からだで「いちまいばなし」を実施。
現在の身体を使った鑑賞プログラムの源流もここにあります。


その実験段階の、こちらのレポートもすごく面白いです。




大友良英「千住フライングオーケストラ 縁日」にて、

足立市場のターレーの上で。






2015年の茨城県常陸太田市では、素敵なステージで開催。
ここからの出会いが「旅する家」の活動にもつながっていきます




同じく2015年
新潟越後妻有「大地の芸術祭」では「御噺屋(おはなしや)」として、
一夏、屋台での営業を行い、約150話のお話を作りました。






ちなみに衣装の変遷はこんな感じ。

初代衣装(11~13)はグレーのパーカーにピンクの題字

2代目衣装(13~15)はモノクロのハッピ型

ロゴも新しくなってます

3代目2015年あたりは、丸帽子にジャケットという若干控えめな衣装に。


4代目衣装(15~現在)は、「旅する服屋さん」こと、
ユキハシトモヒコさんに作ってもらった、専用の超機能的なハッピと前掛け。



実は弟子も何名かいたりします。
*面倒とか一切見ていないのですが。。


200、300と話数が増えてゆく中で、
当初は第一話の「サメのおにぎり」に代表されるような、
ありえないイメージのマッチング、
発想のコラボレーションの面白さを活動の中心に据えていましたが、

続けるうちに、即興の現場で必然的に起こる、
コミュニュケーションの困難さや、不可能性を受け入れることが、
需要な要素だと感じるようになってきました。



物語を作る中で邂逅する、簡単には理解できない他者のアイデアやイメージに対して、それぞれの参加者が今この時にどのように向き合えるのか。 
波風立てずにその場の雰囲気に合わせるのか、もしくは他人の意向を否定しても自分の理想を貫くのか、はたまた荒唐無稽な妄想を投げかけて問題を提起するのか。 その正解のない問答にそれぞれが トライアルしてゆく事で「いちまいばなし」が紡がれて行きます。 
そんな過程を経て完成した物語を見てみると、他者との感覚のズレや認 識の祖語、または勘違いや当ての外れた気遣い、つまりは「分かり合えない」ことがその不可解な魅力の源泉になっていることに気付かさ れます。 
他者と断絶しているからこそ、創造の輝きが生まれるという 可能性を「いちまいばなし」は示しているのです。 「分かり合いたい」という根源的な欲求は誰しもが持っていますが、 そんな事が可能なのかまだ私には分かりません。ただ、「分かりあう 事」を盲目的に希求するよりも、「分かり合えないこと」を受け入れたうえで戯れ、楽しむ方が、その理想に近づけるのではと考えています。「分かり合えない」断絶を前提に、「分かり合える」かもしれない という希望を志向すること。それが「いちまいばなし」の根本にあり、 他の類似活動と区別する特徴になっています。

2015「いちまいばなし 入門」 わかりあえないことをわかりあう  より抜粋https://note.com/yusatoweb/n/n763c27ecf49c 



2017年は、「いちまいばなし」のイラストが、
茨城県の取手市立福祉会館の窓に設置されました。
光が透過してとてもきれいです。
現在も設置してあるそうなので、お近くの方は図書館に寄ったついでなどに是非。








2018年には、宇都宮美術館の企画で、
影絵での「いちまいばなし」とその展示を行いました。





同じく2018の夏には、福島県猪苗代
「はじまりの美術館」https://hajimari-ac.com/にて、
これまで様々な形で残してきたアーカイブの展示を行いました。



この動画に有るように、かなり初期から
いろいろな形でのアーカイブや、実演だけではなく、
音源やテキストなどの二次資料の活用の仕方も模索していました。 


だが、この活動をもう1つ発展させるには、「つくる」ことの先にある、「いちまいばなし」を「読む」とか「伝える」という事についての視点を充実させる必要がある。

個人の強靭な創造性によって作られた物語ではなく、今さっき出会った人たちの頭を巡る事で作られた、他力本願の権化のようなこの物語は、創造の現場の熱気から切り離されてしまうと、その効力の大半を失ってしまう。 
そこで、今回のミニトークでは、そうやって現場から切り離された物語をどうやって楽しむのかと言う、新たな視点を参加者と発見してゆきたい。
2012年2月13日記事 「いちまいばなし」を読む! より抜粋https://yusatoblog.blogspot.com/2012/02/2-5-5-14-18s-500-httphoudousasakusasu20.html 

このあたりの視点は、個人的には
現在の鑑賞プログラムへのアプローチにもつながっているように思えて、
改めて見てみると、興味深いです。



昨年2020年はオンラインでも実施しました。
山梨大学 教育学部 学校教育過程 幼少発達教育コース オンライン講義にて


山梨県図書館でも1作披露させていただきました。
https://www.yamanashi.ac.jp/28785




途中から話数は数えていませんが、
これまでざっと400話程度、
2000人以上の方々とお話を作ってきたのではないかなと思います。

振り返ると、いろんな場所へ連れて行ったもらった、
「いちまいばなし」の旅を見ているようです。

たくさんの人と場所、そしてお話に出会った10年でした。

まだまだ世に出ていない、
とりためた音声データ、書き溜めた文字起こしデータが膨大にあるので、
いつかそれらも紹介の機会が持てるように、
そして、まだ見ぬ人やお話に出会い続けるために、
これからも変わらず作り続けていきたいと思います。


*******************************


そしてここから、大事なお知らせです。



せっかくの10周年なので、記念企画として、

2021年5月29日から1年間、
オンラインでの「いちまいばなし」
特別価格 1000円で実施したいと思います。



最低参加者が3人からの「いちまいばなし」ですが、
参加人数が増えても、一律1000円で実施します。

さらに「おまけ」として、「いちまいばなし」のグッズをプレゼントします。


ポストカードや冊子などをセットにしてプレゼントします。
*内容は選べません。
ポストカードの種類はこちらをご参照ください
https://www.yusatoweb.com/illustraiton



久しぶりにやってみたいと言うリピーターや、
どんなのかやってみたい!という初めての方、
離れた友人たちとチャレンジしたいという方、
また、参加者ではなく、自分が語り手になって
「いちまいばなし」を開催してみたいという方も歓迎します。
(色々とアドバイスなどできると思います。)


参加には、以下の条件があります。
よく読んで最下部のフォームからお申し込み下さい。


2021年5月25日火曜日

6月のオンラインイベント 【鑑賞プログラム】

 6.19 13:00~ 

◆無料◆【美術鑑賞プログラムを鑑賞するレクチャー】◆鑑賞の鑑賞◆「饒舌な常設」編





鑑賞プログラムを紹介してゆくレクチャーシリーズ「鑑賞の鑑賞」
これまでに行ったプログラムの内容を振り返り、プログラムの解説を行います。

前回のダイジェスト映像


今回紹介するプログラムは、前回紹介したプログラムの元ネタ。2018年に宇都宮美術館で行ったカードを用いた鑑賞、「饒舌な常設」です。
詳細:https://www.yusatoweb.com/kanshou-jozetsu



常設作品やコレクション展を活用するにはどうしたら良いか?という問いから、このプログラムが開発されました。長い年月がたってもなお、色あせない価値を持っているからこそ、美術館に所蔵されている常設作品ですが、何度も繰り返し展示されてゆく中で、来場者に「もう見たことあるよ」と、既視感を持たれてしまうという難点もあります。

そんな常設作品に、再度新鮮な気持ちで向き合ってもらうため、10種の「お告げ」が書かれたカードをご用意しました。鑑賞者は3枚をランダムに選んで手にし、決められた時間毎に1枚づつ内容を読んでいき、何者かが囁く「お告げ」を解読しながら鑑賞を行います。

佐藤の鑑賞プログラムのデビュー作であり、その後のプログラムの制作や、鑑賞のプロセスにも大きな影響を与えた1作です。今回はプログラムの制作過程の紹介や、実際に鑑賞を行った方の発話分析をしていこうと思っています。少し変わった鑑賞に興味の有る方、自身でファシリテーターや、プログラムの制作をしたい方におすすめの内容です。

<チケット>
無料 お申し込みこちらから→https://peatix.com/event/1928905/view

<タイムスケジュール>
・1部 プログラムについて  50分 
・休憩
・2部 発話分析  50分
・休憩
・質疑応答 30分
(2時間半程度を予定)

【注意事項】
*ZOOMでの開催となります。
*質疑応答以外、参加者に発話を求めませんので、ビデオ・音声ともにOFFでも参加可能です。
*鑑賞プログラムを行うわけではありません。実施報告会と捉えていただければ良いかと思います。
*研究と記録・公開のために実施の様子を録画させていただきます。
*申し込みされた方に、当日までにZOOMのアドレスをPEATIX経由でお送りします。

次の日にこちらのプログラムも開催しています。
◆美術鑑賞プログラム◆ 実況して、絵を描いて、リサーチする鑑賞 ◆オンライン◆
https://peatix.com/event/1928936/view


鑑賞プログラマー:佐藤悠
東京芸術大学美術学部先端芸術表現科博士課程修了
18年より独自の鑑賞プログラムを多数制作、
昨年からはオンライン鑑賞にシフトし、様々な試みを行う。
https://www.yusatoweb.com/kanshou

鑑賞プログラム開催実績:
2018 宇都宮美術館 :一般来場者に向けて鑑賞プログラムを設計 延1800組が参加
2018 一宮市立三岸節子記念美術館 :親子来場者に向けて鑑賞プログラムを実施
2018 平塚市美術館 :鑑賞ボランティアに向けて 鑑賞プログラムを実施
2018 北九州市立美術館:鑑賞ボランティアに向けて 鑑賞プログラムを実施
2019 東京大学大学院教育学研究科岡田猛研究室 共同研究として鑑賞プログラムを実施
2019 茨城県取手市 取手アートプロジェクト:社会人・親子向けのプログラムを数回実施
2019 福島県喜多方市役所:若者の自分磨き事業として鑑賞プログラムを実施
2020 十和田市現代美術館:幼保研修として教員に向けて、鑑賞プログラムを実施
2020 マリキータ ~子供専門・造形絵画教室~:親子向けオンライン鑑賞プログラムを実施
2020 ダイキン工業株式会社:オンライン研修として鑑賞プログラムを実施(2回)
2020 日本たばこ産業株式会社:オンライン研修として鑑賞プログラムを実施
2020 東京大学教育学部附属中学校・高等学校にむけて オンライン鑑賞プログラムを実施
2020 東京大学大学院教育学研究科岡田猛研究室ゼミ生に向けて 鑑賞プログラムを実施
2021 帝人株式会社:オンライン研修として鑑賞プログラムを実施
ほか 20年よりPeatixなどで20回以上プログラムを実施。


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6.20 13:00~

 ◆美術鑑賞プログラム◆ 実況して、絵を描いて、リサーチする鑑賞 ◆オンライン◆



こんにちは。鑑賞プログラマーの佐藤悠です。
月1回、実験的なプログラムを行っていく、少人数の鑑賞イベントです。



今回は、複合的な3つのワークを通して鑑賞することにトライしてみたいと思います。

・実況する
絵を見ながら、決められた時間、感じたこと、考えたことを話し続けてもらいます。
言葉が意味をなさなくても、繰り返しでも、本当はそう思ってないことでもOKです。
とにかく止まらずに、飛び散るように話し続けることで、鑑賞のきっかけを得てもらいます。

・絵を描く
実況で得たきっかけに着目して、絵を見ながら、絵を描きます。
「見ること」と「作ること」をつなげることで、また発見があるでしょう。
絵をそのまま写すように描いても、想像で自由に表現してもOKです。

・リサーチする
ここまでのワークで、皆さんの心のなかには、この作品について
「気になること」「知りたいこと」が、いくつか生まれていると思います。
それらを出発点に、資料へ向き合う時間を作ります。



様々なアプローチを通して、それぞれの中でどんな回路が開いてゆくのかを楽しむプログラムになっています。
ちょっと変わったプログラムがやってみたい方、自分でプログラムを作ってみたい方にもおすすめです。

<参加者準備物>
・A4サイズ程度の白紙 2〜3枚
・色鉛筆やペンなど絵を描くもの
・アンリ・ルソーに関する本 1冊以上(あれば。図書館で借りても良い。)
  *3作以上、ルソーの絵が掲載されていること。当日まであまり目を通さないこと。

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<チケット> 
お申し込みはこちらから→https://peatix.com/event/1928936/view
・プログラム参加チケット 1000円 
*限定3枚

・見学チケット      1000円 
*プログラム中はミュート。プログラム終了後、振り返りミーティングに参加できます。

<タイムスケジュール>
・鑑賞プログラム    2時間30分(休憩含む)
・振り返りミーティング 30分
(全体で3時間程度を予定)

【注意事項】
*ZOOMでの開催となります。
*研究と記録のために実施の様子を録画させていただきます。
*鑑賞するのは1枚の絵のみです。
*自分の力で鑑賞の方法を見出してゆくことが目的であるため、最後に行う鑑賞作品についての解説は非常に簡素なものになります。
*「プログラムに参加される方」は必ずビデオと音声をオンにして参加してください。
*作品がよく見えるよう、タブレットやパソコンなど、なるべく大きな画面を使用することをおすすめします。
*参加者の人数分の画面が必要になります。同一画面で複数人の参加はできません。
*申し込みされた方に、当日までにZOOMのアドレスをPEATIX経由でお送りします。
*鑑賞プログラムの無料レクチャーも開催しています。https://peatix.com/event/1928905/view
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
「いちまいばなし」 by 佐藤悠 is licensed under a Creative Commons 表示 - 非営利 - 継承 2.1 日本 License.