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2019年3月22日金曜日

知ったか大学 2018年度カリキュラムが終了しました。


「知ったか大学」2018年度の全てのカリキュラムが終了しました。


今年は、取手、常陸太田、喜多方校地で通年講義が行われ、
札幌SCARTSアートコミュニケーター、取手社会福祉協議会研修会などで
単発の講義を行いました。

今年度は、
「美術史ー鑑賞ー制作」を結びつけて講義を行うことが目標でしたが、
毎回カリキュラムを推敲しつつ、なんとか形になったかなと思います。
「さんぽ鑑賞」「ストップアンドゴードローイング」など、
座学だけでなく、身体を使ったプログラムも新しく登場し、
そのことが、かなり効果的に働いたと思います。
来年度はもう少し、そういった実践を踏まえた内容を検討していきたいです。

先日行った、常陸太田校の3限目が今年度の集大成的な内容だったので、
リンクを貼っておきます。
https://www.yusatoweb.com/blog/2019-3-16-常陸太田校-3限目

また、リンク先でこれまでの講義内容の閲覧や、
開学の依頼なども受け付けています。

今年度もよろしくお願いします。

2019年3月18日月曜日

アトリエ ティエラアスール 作品展2019

ここ5年くらい毎年顔を出している、
千葉県佐倉市にある子供造形教室
「アトリエ ティエラアスール」さんの作品展に遊びにいってきました。

昨年の様子


1年間の成果展であるとともに、
ここ数年は子供達が「作品展」という枠組みを自由に使うというか、
ハッキングして、いろんな遊びをしているのも、すごく魅力的です。

毎回ものすごい作品点なのですが、個人的に気になったのを少しだけ紹介します。


毎年進化を遂げている入場門が、今年もまずお出迎え。
進化の結果、ついにギャラリーの入り口前面が造作になっていました。
来年はどうなるんだろう。。(左側はフォトスポットになっていました)

会場に行くと、写真の後ろ姿の女の子が会場を案内してくれました。


今年の目玉はこのジュラシックワールドらしい。
入場料100円(子供通貨)だったと思うけど、
普通に外から見学できました。
入場したら、どんな特典があったんだろう・・・
写真ぼけててすみません。


巨大な恐竜につられたのか、今年は大きな立体作品が多い印象でした。
↑はほぼ実物大のワニ。小4作だそうです。


1枚1枚丁寧に作った羽が効いているニワトリ。
前傾ポーズを選ぶところもいいですね。


何の動物とかではない、動物。
ここの教室の子供達は木工とかガンガンできるので
(独自の鍛金技術で鉄の棒からナイフとか作る子もいます)
この作品にもおそらく木の骨組みが入っているのでは?という強度をもっていました。
子供だったら乗れるでしょうね。


まだ完成途中ですが、形作りに3年かかっているという、恐竜貯金箱。
ニワトリくらいのサイズだったかな。
中学生の作品だったかと思います。
形もすごくいいんですが、近づいてみると、爬虫類独特の皮膚のテクスチャーとか、
首や膝のあたりのシワとか、すごくこだわって作られています。
どうやって作ったんだろう・・・


僕自身が特撮好きなので、立体作品で一番印象に残ったのがこのウルトラマン。
大人の背丈ほどあり、「ウルトラマン博」とかに来ている気分になりました。
前傾姿勢や痩せ型体型から、初代ウルトラマンの
最初期のイメージ(長身の役者が入っていて、視界が無いから腰が引けていた)
を作ったんじゃないかな〜と勝手に思いました。

胸のあたりには電飾のスイッチらしきものがあったので、
多分カラータイマーが光るんじゃないかな〜と。
作ったのは1年生らしい。感服。
同じシリーズらしい、なりきり仮面ライダーセットも会場にありました。


あと、過去の回にはあまり見なかったなと思ったのが、
フェルトを使った立体。
年長さんくらいの子から作っていて、すごく可愛いです。


左のパイナップルとか、めっちゃ可愛いです。


物陰にこっそりいたアライグマも可愛かった・・



他に可愛くて印象に残ったのは、
消しゴムスタンプで作った、竹林柄。
マステとかにならないかな。。


毎年ここにくると、自分の中にある男の子心をくすぐられる感覚になります。
上の謎のマシンも、よくわからないけど、すごくいいです。
風の力で水の上を走るのかな・・?


木製の「スーパーすごろく」。
どう遊ぶかよくわからないけど、
これもすごくかっこいいです。


手作りの将棋盤と駒とか、


射的とか、
会場内で仕事をするともらえる「子供通貨」であそべるゲームコーナーや、
お店、ワークショップブースもあります。


遊べる系ですごかったのは、この擬似ベイブレード。
もともと、ペットボトルのコマで遊んでいた子が、
電動で発射できるギミックを自分で作り出して、
本物のベイブレードのように遊べるようになっています。

写真にはモーターを使った射出機構が写っていませんが、
とても良くできていました。

ペットボトルの「飲み口」と「キャップ」の形の関係を利用して、
キャップ状のコマを、飲み口状の射出部分に緩くはめ、
そのまま射出機のモーターを回すと、コマごと射出部分が回転し始めます。

射出部分は、手で回転をストップできるようになっていて、
コマごと射出部分が回っているときに、手で回転をガッと止めると、
慣性でコマ部分だけが回転したまま、飲み口形状から外れて射出されます。

(言葉だけで伝わっているのか心配です・・)
単純は構造といえばそうなのですが、
どうやって思いついたんだろうと感じ入りました。

コマも種類が全部異なっていて、
ヘッドの部分の形状や、重さ、ダメージ軽減のためのボディの二重構造など、
ベイブレードを下敷きにした、様々なこだわりが見て取れる一品となっています。



スタッフルームにある、それぞれの仕事内容と、仕事によってもらえる通貨のレート表。
受付や、案内もこれがあることで、モチベーションの高い人によって、
緩やかに自主運営されています。

表の最初に書いてある仕事が、
この作品展で過去脈々と受け継がれている仕事である、「ニート」。
差し入れのお菓子で溢れるスタッフルームでだらだらできますが、
通貨はほとんどもらえないようです。

笑えますが、この仕事がまず設定されていることで、実は
会場全体がうまく回るように設計されている、高度なシステムだと僕は感じていて、
「(一見)何もしない人」がいられる現場は、とても豊かだと思います。


最後に紹介したい作品が、この「ペッパー君」。
腰のくびれ具合にペッパー君らしさが宿っているなと思いました。

会場を解説付きで案内してくれます。
コースは「赤」「青」の2コースで、胸にあるボタンで選択できます。

演技なのか、本人の仕様なのか、朴訥で淡々と案内してくれる口調が、
とてもペッパー君らしいなあ。と思いました。
案内とても楽しかったです。

他にもたくさん紹介したい作品がありますが、きりがないので、
今年はこの辺で。
また来年も楽しみです。



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2019年3月17日日曜日

鑑賞の実験

本日は、浅野純人さん主催の「アート屋図工室」
をお借りして、鑑賞実験を行ってきました。

参加予定の子供さんが来れなくなってしまったので、
小3の男子1人と保護者、別の家族のお母さんと浅野さんという、
子供1人に対して大人3人のちょっと変わった構成の実験でした。

前回は鑑賞の素材が「牛乳を注ぐ女」1枚だけで、
ずっと向き合ってキツかったところもあるので、
今回はいろいろ導入を入れてみました。


まず全員で線のゲームドローイングをして、
誰の線なのか当てあいっこをしたり、

線を見て、何の形なのか想像したりしました。


どれが誰の線なのか?
ああも見える、こうも見える・・いろいろ言い合ううちに、
表現を見て何かを想像したり、対話することの楽しさがつかめてきます。


次はペアになって糸電話鑑賞。
親役の人は絵を見ないで、子役の言葉だけで絵を想像してみます。
相手の感想を「よく聞く」ことを楽しみます。


小3の彼は物怖じしなくて、よく喋る人だったので、
作品を変えて普通に対話型の鑑賞をペアで行ってもらいました。


さっきのゴーギャンより、抽象度の高いカンディンスキーの作品です。
より抽象的な分、「牛乳・・」より想像やお話が広がりやすいし、
互いに話し合っても盛り上がりやすいですね。


で、今回もメインディッシュの「牛乳・・」へ。
4人で話し合いながら、感想を言っていきます。

最初の発言で、
「『真珠の耳飾りの女』のお母さんだと思う。服の色が似てるから・・」
と彼が言ったのには驚きました。

フェルメールとの関係は知らないみたいで、
「テレビで見たことがある」と言っていたので、
Eテレあたりの影響なのか、なんなのか・・


確かに青、黄、白の3色の配色が似ています。

あと、「真珠・・」の印象を、
「怪しそうなスパイかも」と言っていたのも印象的でした。

解説書などには、この作品の詳細がわからないことも多いため、
「ミステリアスだ」などと書かれることも多いのですが、
そう言った感覚とも通じるものがあって、面白いなぁと思いました。

当初はこの前のように、体を使って鑑賞する予定でしたが、
彼自身の知的好奇心が強くて、集中力もあったので、

フェルメールの他の作品を見せながら、
作者のことや、当時の様子、絵に隠されたメッセージや、
共通点などについて、大人も混ざって
クイズ形式でお話ししていきました。



この前も持っていったラピスラズリの原石や、


最近作ってもらった、絵に出てくるタイル の模造品も紹介したりして、


時間はあっという間に過ぎていき、
お昼前にお開きになりました。

今回は意図せず、子供1に大人3という構成になりましたが、
大人が子供を先陣に立たせつつ、自分たちも楽しみながら実践に加わる
そのバランス感覚がやってみていいなぁと感じました。

大人と子供が同数とか、子供だけ、みたいな実践がよくありますが、
子供とマンツーマンとか、大人の方が数が多いプログラム構成も
面白そうだなぁと思いました。






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「いちまいばなし」 by 佐藤悠 is licensed under a Creative Commons 表示 - 非営利 - 継承 2.1 日本 License.