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2018年3月28日水曜日

3月18日

千葉県佐倉市の子供アトリエ「アトリエティエラアズール」さんの作品展で、
いろいろとお話をさせていただきました。

思えば数年前、仕事がほとんどなくて、都内近郊の造形教室のメアド20数件に、「いちまいばなし」のプレゼン資料を送りつけた中で、唯一取り合ってもらったのがこの教室で、それからほぼ毎年お仕事をさせていただいています。わけわからん若者をいきなり受け入れる度量のアトリエだけに、その場や、関わる子供達もとても面白いです。過去2回ほどこのような形で活動をさせていただきました。


カリキュラム的なものがあまり感じられなく、毎回教室を覗くとみんなバラバラなことをしていて、ただ「やりたいことをやりにきている」という感じ。その「やりたいこと」も造形から、料理、農作業など、選択肢は毎年じわじわ広がっていて面白い。ガンガン道具や機材を使って、作りたいものを作ってゆく逞しさは、以前見た黄金町BASEの子供達のそれと同じものを感じます。
http://yokohama-sozokaiwai.jp/things/15531.html


様々な能力とモチベーションの子達が混在しつつも、バラバラで、バラバラでいながらそこに一緒にいることができる。これはとても簡単なようでとても難しかったりします。昨年夏の常陸太田「夜旅家」のメンバーの雰囲気作りというかプロセス作りは、ここの教室の子供達の姿を大いに参考にしていたりします。http://tabi-ie.com/1268/


で、去年は「知ったか大」を始めたばっかりだったので、作品展では守谷で行った「芸術を爆発させない 凡人アーティスト道のススメ」という、「絵が上手い」とか「感受性がすごい」とか、ものすごい能力がなくても頑張ればアーティストにはなれる。という自分の半生を保護者向けにお話ししました。

その中で、上の記事の中にも少し出てきますが、「マイナスの手法」という僕自身が意識している表現手法を紹介しました。自分の内部からイメージや想像力を表出してゆく「プラスの手法」が苦手な場合、すでに目の前にある外部の環境を良く見て、面白い切り口を見つけ出し、それがうまく顕現するように環境を整理編集することでも、表現は可能になる。というのが、その概要なのですが、大人に混じってウンウンとその話を聞いていた高学年の男の子が、その視点を意識して昨年いろいろ作品を製作していたそうです。


 



このような作品をいくつか見せてもらったのですが、確かに「直球」で作品製作をするということは、彼の中ですでに一つの選択肢でしかなく、すでにあるものを利用したり、「作ること」の前後や周囲にある事象を捉えていたりと、製作における「フォーク」や「カーブ」の球種が備わってきているような感を受けました。だからこそ、また「直球」製作の威力も増しているような・・・

彼の作品を題材になら、コンセプチュアルアートや、シュルレアリスム、アプロプリエーション、レディメイドや、ランドアートまで、様々な美術の動向を紹介できそうなので、そんな話をしてみました。
結局きっかけになった本人は来なかったのですが、そのほかの子たちが話を聞いてくれました。福田美蘭や、川俣正とか、ハイレッドセンターとかを噛み砕いて伝えて、どこまで残るのかな~という感じです。

何回か彼らにこんなことを伝えてきた中で掴んだ感覚なんですが、何か、真っ暗な畑に闇雲にタネを蒔いている感じというか、糠に釘、暖簾に腕押しという、「ほぼ感触のない感触」というのが、彼らに伝える上でまあ正しい感触というものなのかなぁと思っています。どこから芽が出てくるかわからないし、それを期待や予測しても仕方ないんだけれども、それでも蒔き続ける無為な感覚を大切に、これからもご縁がある限り蒔き続けていきたいと思います。



ちなみに前半は、保護も対象にした「鑑賞」についての話をざっくりしてみました。
ここは近くに川村記念館があるので、
話を聞いて、ロスコの作品とかをまた改めて楽しめるといいなと思いました。



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「いちまいばなし」 by 佐藤悠 is licensed under a Creative Commons 表示 - 非営利 - 継承 2.1 日本 License.