2017年8月29日火曜日

夜旅家

常陸太田で行なっている、「旅する家」の今年度の活動「夜旅家」が終わりました。
予想以上に多くの方に楽しんでもらい、喜ばしい限りです。

レポートこちら
その2 http://tabi-ie.com/1268/

「旅家」の活動も今年で3年目。
今年は「やりたい人が勝手にやる(やりたくないことはしない)」「まとめない」ということをテーマに設定して、「夏の夜に何かする」という枠組で半年ほどやってきました。

ある人たちと何かを行うときは、チーム感を高めたり、最後綺麗にまとめたり、来場者の満足度を考えたり、良い写真が残るようにしたり、たくさん人が来るようしたり、関わるそれぞれの負担を役割を決めて配分したり、効率よく段取ったりと、いろいろうまくいくように気にするところがあるべきで、そんなことを考えながら、僕もいろんなことをやってきましたが、そのことにとらわれる不自由さもだんだん感じてきました。

旅家は、一個のNPOが主体になっているところが活動の特色で、そのために前に書いたような呪縛からできるだけ抜け出し、小さいながらも自分たちの裁量で、自由にいろんなことができるのが良いところです。初年度は、ちゃんとまとめようとか、美術と接続しようとか、いろいろ考えてきましたが、今年はまたそれとは異なった形態で、一応の着地を達成することができました。普段は、あれもこれもしなきゃといろいろやってしまう僕ですが、今回は自分もやりたいことしかしないように頑張ったので、そこが良い隙になったのかと考えています。その隙にいろいろ入り込んできたものを、夜旅家の器にストレスなく全部つめこめたかなと思います。

やれること、やりたいことをやってみる。夜旅家はそのシンプルな行いだけで、特に行うことに独創性や、凄みがあるわけでもありません。たこ焼きも、怖い話も、ヨーヨー釣りも、それおぞれよく考えたらふつーの出来事で、ぜんぜんすごい何かではありません。でも、その「すごくないこと」の中に、何か心動くことをそれぞれが見つけることに、オリジナリティーやスペクタクルよりも大事なことがあるんじゃないかなとも思います。独創性や規模や主体性を追い求めることが、「すごくないことの中にあるすごさ」を消してしまわないかというのが僕の最近の心配事なので、旅家の活動は、これからもそんな「すごくないこと」をよく楽しめるような行いを、太田の片隅でひっそりやって行ければと思っています。

あと、今回は他のイベントとコラボすることなく、ただ旅家の単独企画として、いきなり公園に家がポツンとある状況から始められたのもとても良かったな〜と思います。「これなんなの?」といろんな方に聞かれて、説明にならない説明をする時間の尊さを久しぶりに実感しました。







0 件のコメント:

コメントを投稿

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
「いちまいばなし」 by 佐藤悠 is licensed under a Creative Commons 表示 - 非営利 - 継承 2.1 日本 License.