2014年4月17日木曜日

コクーンでのワークショップが無事終了しました。

コクーンキッズアトリエ「かんばんハウス」を作ろう



今回はコクーンにあるお店の「かんばん」を新しく作ろうという企画で、
参加者が自分の頭にある物をある程度自由に表現できるいつもの制作とは少し違い、
実際にある店舗の状況を利用したり、「看板」という概念をどうとらえるかという、
「テーマ設定」や「情報の整理」という要素が重要になると言う意味で、
「デザイン」に近いワークになったと思います。

大まかな流れはこんな感じ

コクーンキッズアトリエ 「かんばんハウスをつくろう。」

コクーンの中にあるお店を見て、そのお店の新しい「かんばん」を作ります。
みんなで作った作品を集めて
『「かんばん」で出来た家』=「かんばんハウス」を完成させよう!

1、お店を見る。
2、お店のグッとくるところを見つける。
3、その気持ちを伝える新しい「かんばん」を想像して作る。
4、作った「かんばん」を「かんばんハウス」に展示する。

今回の活動には、モールという環境を利用し、そこから制作につなげる事で、
「コクーンをいつもと違う目線で見てみる」という大きな狙いがあります。
モールのしつらえは、
「消費者」が「買い物をする」ための目線を意識して作られていますが、
そんな状況を「物を作るため」の目線でみたらどんな風に見えるのか?
ということを考えて企画しました。
なので、僕の中では、実際に看板をつくる事よりも、
その前の段階として「どのお店にしようかうろうろする」ことや、
「よく行くお店に行ってどんなもの作ろうか考える」ことがとても大事な行為で、
逆に言えば、「看板を作る」という事がそうさせるための口実のような物でした。

実際、そのもくろみはうまく行ったようで、
アイデアスケッチを持って店内をスタッフや保護者とうろうろする参加者の姿は、
ささやかではあるけれど、コクーンに今までに無かった
不思議な状況をつくりだしていたと思います。




自分の好きなお店をスタッフに紹介して回ったり、
お店の雰囲気だけで候補を選んでみて、いままで行った事の無いお店を良く見てみたり、
そんな活動の副産物こそが、今回の活動の一番の収穫だと思っています。


モールでの活動は2012年から行っているのですが、


なぜモールなのか?というところは、
僕自身がモールが好きという事が前提だと思いますが、
実際自身がモールへ行った時のえも言われぬ「空しさ」を
なんとかしたいという思いがある様に思います。
買い物をしたり、映画を見に行ったり、
それなりに楽しい事をしに行っているはずのモール。
でも帰るときにいつもあのだだっ広い駐車場で、もしくは薄暗い立体駐車場で、
一抹の寂しさや空しさを感じるのはどうしてだろう。と考えていました。
それは楽しい時間が終わってしまうときに感じる物とは別の、何か罪悪感の様な、
そんないたたまれない気持ちでした。

その気持ちはどこから来るのか。
それは、僕がそのモールという空間で「消費」しかしていない事に起因するのでは?
と思い至りました。

美術予備校でよく言われたのは、
「表現」することは自分の中から何かを出す事だ。
でも、出すためには、入れなければならない。
自分の中が空っぽでは何も出せない。
知識、経験、思考。
出すためにはいろんな物を入れる事が必要だ。
そして入れる事と出す事のバランスも重要だ。と。

消費も自分の中に何かを入れる事だと僕は思います。
店舗で物を得る、サービスを得る。
学習機関で情報を得る、学びを得る。
モールは基本的にそれしか行えない場所です。
出し入れの均衡を崩してある時間を過ごしてしまった事に、
あの空しさは起因しているような気がしています。
だからこそ何かを出す必要があるんじゃないかと僕は思っています。

入れる為に作られた空間の中に、
ささやかではあるけれど何かを出す空間がある。
そんな状況をモールの中に作れたらと思い活動を継続してきました。
僕が作ろうとしている場は、
こちらから何か有用な物を与えたりする物では無く、
参加者が、自分で何かを生み出す場でありたいと思っています。

ありがたい事に来月以降も、このコクーンで活動は続きます。
「得る場」の中に「生む場」もある。
そんな環境が普通になっていけたらと思います。


日時:2014年 5月31日(土) 6月1日(日) 11時〜16時
会場:コクーン新都心 (さいたま市大宮区吉敷町4-267-2)西館1F キッズスペース
対象:4歳以上のお子様
参加方法:当日のお買上げレシートをご提示ください(1枚につきお1人様参加可)
主催:コクーン新都心
お問い合わせ:代表 佐藤 c12o20h22you@yahoo.co.jp

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