2012年8月30日木曜日

「いちまいばなし Studio!」in「黄金町バザール2012」




【告知】
10月19日より2ヶ月の間、横浜黄金町で行われる「黄金町バザール2012」に参加することになりました。9月上旬から現地レジデンスを開始する予定です。

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「黄金町バザール2012」
http://koganecho.net/contents/koganecho-bazaar/koganecho-bazaar-443.html

【会期】10月19日(金)~12月16日(日)

【開場時間】11:00~19:00

【会場】会場京急線「日ノ出町駅」から「黄金町駅」間の高架下スタジオ、
    周辺のスタジオ、既存の店舗、屋外、他

【アクセス】京急電鉄日ノ出町駅、または黄金町駅下車すぐ

【休場日】月曜日

【入場料】会期中有効のフリーパス 高校生以上500円、中学生以下無料

     (「いちまいばなし」は入場無料で参加できます。)

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今回は、過去にこのブログでも紹介した「いちまいばなし」を中心に活動してゆきます。

「いちまいばなし」は、一枚の紙に絵を描きながら、その場にいる全員で即興でお話をつくってゆく活動です。誰かの言葉や、そこから生まれた絵を頼りにみんなでバトンを回すようにお話をつくってゆくので、一人では考えつかないような面白い物語が生まれてきます。ちょっと長くなりますが、今回は少しその活動について詳しく紹介してみましょう。





【準備物】
「いちまいばなし」は紙と書く物があれば、いつでもどこでも遊べます。
室内で行う場合は、紙を壁にはったり、黒板やホワイトボードで行っても良いです。
野外で行う場合には、写真の様な特製屋台があると便利です。


「いちまいばなし」屋台。予備の紙や配布物を収納できたり、カートをつけて移動できたりと意外に機能的。


【参加者】
参加人数は3人から5人くらいまでがちょうどよいです。ちなみに最高参加人数記録は現在約15人です。
参加年齢はこれまで4歳の子が参加できたのが最小年齢でした。言葉が話せて、理解できれば誰でも参加できます。
また、参加者の年齢、性別、職業等にばらつきがあればある程、物語は面白くなります。


【役割分担】
絵を描き、参加者を指名して物語を展開させてゆく「司会役」を1人決め、後の参加者は物語を作ってゆく「話役」になります。


【進行の仕方(例)】

①最初に出て来るものを、全体で決めます。


司会:何から始まる話にしようか?
参加者:タワーから始まる話がいい。
司会;では、あるところにタワーがありました。(タワーの絵を描く)



②司会が話役を順々に指名しながら、物語を作ってゆく。


司会:Aさん、そのタワーにやって来たのは誰ですか?
A:クジラがやってきた!
司会:クジラがやってきました。(クジラの絵を描く)

司会:Bさん、クジラはどうやってやって来たの?
B:海にタワーが立っていたから、泳いで!
司会:クジラは海を泳いでやってきました。(海の絵を描く)





司会:Cさん、クジラは何をしにやって来たの?
C:潮をふいて、タワーを洗いにやってきた!
司会:クジラは潮をふいてタワーを洗いにやってきました。(潮の絵を描く)



司会:Aさん、クジラがタワーを洗うとどうなった
A:タワーは…

(以下同じように進行し、物語を完成させます。)

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という具合に進めると、こんな物語たちが出来上がります。


「いちまいばなし」にやり直しは無く、ノンストップで物語を展開させてゆくので、どんな無茶な展開になっても、想像力を全開にして物語を続けて行かなければなりません。無茶な展開である程、想像力はかき立てられ、物語はどんどん面白くなってゆきます。

このような大人数でも参加可能。人が多い程、物語はコントロールが効かずどんどんとんでもない方向へ…

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さて、「いちまいばなし」は、単に物語を作りその場で盛り上がる活動ではありません。
モノをつくるという事はやってみると案外簡単で、作りさえすればモノはできてしまいます。しかし、重要なのはその作ったモノをどうするかという部分にあります。
「いちまいばなし」では、様々な派生活動を同時に行ってゆく事で、即興の思いつきでふとできた物語を、どこまで楽しむ事ができるかということにチャレンジしてゆきます。

派生活動1「いちまいえほん」

「いちまいばなし」でできた物語を、より多くの人に楽しんでもらうため、新たにビジュアルをつけ、両面で一枚の絵=「いちまいえほん」に再構成します。活動の参加者、協力者に配布されています。

表には絵
裏にはお話

現在約10枚の「いちまいえほん」が出版されています。

 

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派生活動2「えほんのはた」

「いちまいばなし」を行った後に、参加した全員でその物語を布で再構成するワークショップです。言葉で共有していたイメージを、それぞれが形に起こしてゆくので、様々な解釈が集合したビジュアルが一枚の布の上に立ち現れます。登場人物の着ている物や、色形がどんな風だったのかを想像して、物語の背景を作り込んでゆきます。


布を切り貼りして作ってゆくので、子供から大人まで気軽に参加できます。
(むしろ大人の参加を歓迎しています。)
<完成品>

「フランスから妖精の国へ」

「恐竜のたきび」

「たぬきと人間」

「どこに行くのこのネコたち」
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派生活動3「いちまいがたり」

これまで作った「いちまいばなし」や「えほんのはた」を紹介し、その面白さを伝えるトークショーです。本ブログでも紹介している「いちまいばなしのうらばなし」のような、物語の解釈の面白さ、現場の思考や雰囲気の変遷を伝える場でもあります。




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と、このように「いちまいばなし」は、物語をつくる事をきっかけに、それを編集、再構成すること、またそれを遠くの人に伝える事を通して、モノをつくり、つたえてゆく事の面白さを探ってゆく活動です。
今回の黄金町バザールでは、上記の活動を総合的に行う場として「いちまいばなし Studio!」を立ち上げます。物語を閲覧できるギャラリースペース、「えほんのはた」等を行うワークショップスペース、トークショーやその模様を配信するスタジオスペース等、「いちまいばなし」の制作と発信を担う場を作ってゆきます。

9月は準備期間として、定期的な「いちまいばなし」の実施とStudio!の場作り、10月中旬からのメイン期間では、これまでに作った物語を発信する事を主軸に活動を行います。

最終的には、この活動を広める事で、沢山の人が「いちまいばなし」の世界を楽しめ、さらには単に参加するだけでなく、誰もが自由に実施できるようになればと考えています。

また、現在、9月からの活動をサポートしてくれるスタッフを絶賛募集中です。
興味のある方はぜひ一報まで。。

それでは長くなりましたが、今回はこの辺で。。

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「いちまいばなし」 by 佐藤悠 is licensed under a Creative Commons 表示 - 非営利 - 継承 2.1 日本 License.